ぼくを葬る

今日は、久しぶりに定時で帰社して、まっすぐ帰るのもなんか侘びしいので
「ぼくを葬る」を見て帰りました。
e0023223_1965463.jpgパリでファッション・フォトグラファーのロマンは、ある日、医者から余命3ヶ月という衝撃の事実を告げられる。同棲中の恋人に別れを告げ、家族にも秘密にしたまま、自分の死と向かい合うことを決めたロマンだが、離れて暮らす祖母のローラにだけには真実を話した。残された時間で何ができるのか?そんな彼にカフェで出会った女性、ジャニィが頼みごとをしてきた…。

『まぼろし』で「最愛の人の死」をテーマに描いたフランソワ・オゾン監督は、
今回は「自分の死」を正面から描いています。
刻々と迫る死を受け入れることがどれだけ難しいことか、
とっても考えさせられる作品でした。
主人公が葛藤し、そして後半には不思議と開放されていく。
その姿は切ないけど、羨ましささえ感じるほど、穏やかでした。
死は生と対になっているもの。
そこにはどちらにしても希望が託されているのだと強く感じました。

ロマンを演じているのは、フランスの有名監督の作品にも多く出演する
メルヴィル・プポー。(誰?って思う人は多いかも!?)
だんだん痩せていく姿は痛々しいけど、最初の健康なころの彼は
とってもセクシーで影があってカッコイイです!!
彼の祖母のローラ役には大女優のジャンヌ・モローが扮し、
本当にロマンと家族であるような印象の残るシーンを演じています。

久しぶりに、じわじわと涙を流す作品と出会いました。
毎日を忙しく働いている人に、是非見てほしい一作です。

評価 ☆☆☆+0.5
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by hiroko13mk | 2006-04-27 22:49 | MOVIE