俳優が監督する作品て・・・

日本人俳優が監督した作品を2本立てしました。
1本目は、女優、桃井かおりが初監督した『無花果の顔』
e0023223_22245844.jpg門脇家の庭には、花の咲かない無花果の木がある。
工務店に勤める父は、他人の手抜き作業を徹夜で始末するためウィークリーマンションを借りて生活を始めるが、何も知らない母は内心穏やかではない。
しばらく何日か過ぎ、父から電話で「明日帰る」とだけ告げられた母は、「突然帰って来られても困るわ」と文句を言いながら、父の好物を用意する。
だが、それからしばらくして父は職場で倒れ、帰らぬ人となってしまった・・・。

山田花子、石倉三郎、高橋克己など個性的な出演者が、
意味のつながらないセリフを言い続けるので、なんだかよくわからない映画だが、
桃井かおりという女優らしい気もするけど、次回作はないだろうなぁと
思うくらい評価が分かれるのも事実。
山田花子がTVで見る時と違って早くしゃべれるんだ!と
驚くけど、構成力が弱い!
¥1,800は高い映画。
評価 ☆

もう1本は、こちらも俳優、奥田瑛二が監督した『長い散歩』e0023223_22274814.jpg
定年まで高校の校長を務めた松太郎(緒形拳)は、妻をアルコール依存症で亡くし、ひとり娘とも絶縁状態。家庭を顧みなかった過去の自分を後悔しながら、安アパートでひっそりと暮らし始めた松太郎は、隣室の女が男を連れ込み、幼い娘を虐待していることに気づく。
周りの大人は何もせず、ただ見ぬふりをしていた。
ある日ついに見かねた松太郎は、彼女をアパートから連れ出し旅に出てしまう。
少しずつ生まれていく絆・・・。しかし世間は“誘拐”と見なし警察が捜査し始める。

奥田瑛二という人物は、俳優だけじゃなく監督しても作品ごとに
進化する人なのだなぁと関心しました。
さすが、私と同じ誕生日なだけある(笑)
まるでフランス映画を観てるような雰囲気と素晴らしい脚本。
我が子を虐待する母親を演じた高岡早紀がホントに怖い!
モントリオール映画祭グランプリ、国際批評家連盟賞、エキュメニック賞の3冠を達成。
初老と幼い女の子を通して絆を描いた今作は、本物の家族より
他人同士の方が安らぎを感じる時もあるのだと教えてくれる。
まだまだ公開中なので是非観てください。
評価 ☆☆+0.5
[PR]
by hiroko13mk | 2007-01-03 22:20 | MOVIE